伊原木隆太岡山県知事と美作県民局管内10市町村の首長によるトップミーティングが8日、真庭市蒜山上福田の休暇村蒜山高原で開かれ、「少子化対策の推進」をテーマに意見を交わした。
谷口圭三津山市長は不妊症・不育症治療や多子世帯への助成など同市の取り組みを紹介。太田昇真庭市長は「小児科の確保、高等学校存続を」、萩原誠司美作市長は「美作県民局のパワーアップを」などと要望した。
また各首長からは保育士不足の解消を求める声が複数上がったほか、「企業誘致など県にしかできないことを」といった意見があった。これらに対し伊原木知事と担当部長らが返答。伊原木知事は会議の終わりに「真剣な議論をいただいた。これからも皆さんと住みやすい、それぞれの特性を生かした地域づくりに取り組み、頼りにされる県庁を目指したい」と述べた。また、来月開幕する森の芸術祭について協力を求めた。