県立森林公園の自然観察会(上斎原振興公社主催)が25日、鏡野町羽出、上斎原にまたがる園内で開かれ、県内外の愛好者60人が紅葉をめでながら錦秋の山を満喫した。
好天のもと3コース・6班に分かれ、それぞれ草木などに詳しい講師が同行。
このうち「ぶなの平コース」では、朱色のハウチワカエデや黄葉したブナ、真っ赤な実をたわわにつけたマユミなど秋の彩りに魅了されつつ歩を進め、特徴や見分け方の説明を受けた。沢筋では数段連なって流れ落ちる「熊押し滝」に歓声を上げ、大木に囲まれた標高960㍍のぶなの平で弁当を広げてゆったりと休息。
大阪府堺市の会社員・清水啓嗣さん(62)は「マイナスイオンたっぷりで、紅葉や滝の美しさに癒やされた。樹種の見分け方も聞けてよかった」と話した。
同公園管理センターによると、紅葉は11月初旬がピークで、マユミは中旬まで持つ見込み。
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鮮やかに紅葉した樹種の説明を聞く参加者
県立森林公園の自然観察会、開かれる
- 2020年10月29日
- 自然