広島への原爆投下から75年を迎えた6日、県被爆者会津山支部(山本弘支部長)は、神楽尾公園=岡山県津山市=にある美作地区原爆慰霊碑の前で追悼行事を行い、犠牲者の冥福と平和を祈った。
会員ら12人が参列。一人ずつ焼香し、原爆が投下された時間の午前8時15分に黙とうをささげた。当時、爆心地から約2キロの自宅にいたという鈴木潤さん(76)=津山市=は「平和のありがたさを感じながら生きている。悲惨さを知る人が年々減るのはさみしい」と話していた。
原爆慰霊碑は、県美作被爆二世の会の木原賢一会長(65)の父・徳二さんらが1980年に建立した。兵士をはじめ、国鉄職員、看護婦ら美作地域関係者約460人の名簿が納められている。
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手を合わせ、犠牲者の冥福を祈る参列者
県被爆者会津山支部(山本弘支部長)、総社の神楽尾公園にある美作地区原爆慰霊碑の前で追悼行事/岡山・津山市
- 2020年8月6日
- 歴史・文化