「真多呂木目込み人形展」がキモノの江川(小性町)で開かれ、雛や歌舞伎などの優美な人形が来店者の目を楽しませている。4月3日まで。
同人形教授認定者だった江川家の親族、故藤原淑子さんの遺作約80体をウインドーや店内に展示。
ふくよかな顔立ちとみやびやかな衣装が持ち味で、時代をたどった「日本女装史」、江戸歌舞伎の「娘三番叟」「出雲阿国」「連獅子」、愛らしいわらべなどが目を引く。笛やびわを手にした内裏雛、華やかな段飾りも並び、桃の節句の雰囲気を演出。末宗玲華さん(美作市川北)の書作品を併設し、3月5日と26日には「おしゃれなはがき作り」のワークショップもある。
「どれも顔に気品があるし、衣装も手が込んでいて素晴らしい」と上河原の米田芳稲さん(79)。
店主の母の江川満子さんは「商店街の裏通り、町家の奥座敷で心和む人形たちをゆっくり愛(め)でてほしい」と呼びかけている。
問い合わせは、同店(●224048)。
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真多呂木目込み人形をめでる愛好者
真多呂木目込み人形展
- 2022年2月25日
- イベント