真庭市都喜足の日帰り温泉施設・足(たる)温泉が「源泉かけ流し」となり29日、リニューアルオープンした。湯原町旅館協同組合は2013年に「源泉かけ流し」を宣言しており、「湧き出したままの成分を損なわない源泉の魅力を楽しんでいただきたい」としている。
2月24日から工事のため休館していた。ボイラーを入れ替え、湯量に合わせるため男湯・女湯ともにジャグジーを廃し、照明など内装を新調した。露天風呂は残した。5部屋あった家族風呂は3部屋に減らし、多目的スペースを配した。総工費は約2400万円。
1999年から営業している。泉質はアルカリ性単純温泉で、切り傷、皮膚病に効能があるとされている。泉温は39・8度でゆう出量は毎分150㍑。無色透明、無味・無臭。
お披露目式が28日にあり、地元住民ら約60人が出席した。太田昇市長が「これからは本物の時代。真庭には本物の温泉があることをPRしていきたい」とあいさつ。管理委託を受けている足地区・山崎江代表は「今まで以上にご愛顧いただけるよう努力していきたい」と述べた。
年中無休で営業時間は午前10時〜午後9時。入浴料は普通湯が中学生以上600円、小学生300円。家族湯は3人まで(1時間以内)2500円。
問い合わせは、足温泉(☎0867622966)。
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①源泉かけ流しに生まれ変わった足温泉(男湯)
真庭市 足(たる)温泉 リニューアルオープン
- 2021年5月4日
- 経済・産業