真庭市余野下の大津神社付近の目木川で氏子らが水ごり

歴史・文化 清らかな水で身を清める氏子たち
清らかな水で身を清める氏子たち
         

 岡山県真庭市余野下の大津神社付近の目木川で2022年12月31日、氏子らが水ごりをし、冷たい清流で身を清めて新年を迎えた。
 この日の夜の気温は例年に比べてやや高く、1度。天候は晴れており、星空の下、頭に鉢巻きを巻いた13歳から67歳までの男性12人が禰宜(ねぎ)の笹井昭昌さん(51)と一緒に河原から川へ入り、澄んだ水中に身を沈めた。凛(りん)とした空気が張り詰める中、約50人の地域住民らが合掌して祈る氏子を見守っていた。
 約20年同行事に参加し続けているという中野和彦さん(40)=余野上=は「昨年雪が降る中、耐えたことを思えば、今年は余裕があった。いつも家内安全を願っている」と笑顔で語る。一方で、今回初参加の久世中1年・赤木豊尚君(13)は「思ったより冷たくて頑張って耐えた。忍耐は少しついたと思うので、勉強などに生かしたい」と話した。


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