地産地消の推進を目指す岡山県真庭市は、子どもたちが地域食材や産業について学ぶ機会を作ろうと、普段の給食に市内の特産品1品を加える「真庭特産品プラスワンの日」を今年度初めて行った。24日を皮切りに全26小中学校で取り組む。
24日は、遷喬、木山、美川小や落合中など5校で、蒜山地域の名産「蒜山ジャージーヨーグルト」と北房地域のピオーネで作った「ほたるの雫 ピオーネシロップ」が合わさったデザートを提供した。
草加部小(同市草加部)では、児童34人がランチルームや教室で静かに味わって食べた。「ブドウの味がヨーグルトにぴったり」「あまくておいしい」と笑顔で話した。
また、同校を訪れたピオーネシロップの生産・販売をしている「ママン―maniwa―」の池永京子代表から食品ロス対策として商品を開発した経緯などが語られ、児童たちは耳を傾けていた。
6年生の松岡杏奈さん(11)は「こんなおいしい食べ物が市内で作られていることを知って驚いた」と話した。
その他の学校も30日までに提供されるほか、ピオーネシロップを使ったフルーツポンチやヨーグルトケーキなどが出る学校もある。7月も第2回目「真庭特産品プラスワンの日」を実施する予定。
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提供されたデザートを食べる児童
真庭市給食 「真庭特産品プラスワンの日」