第19回「落合まちかど展覧会」(落合文化協会など主催)が真庭市落合地区で始まった。民家や施設、駅など計27会場のギャラリーには絵画、手工芸、書、生け花といった多彩な作品が飾られ、市民らは各所を巡りながら芸術の秋を楽しんでいる。10月2日まで。
住民らの文化活動によって新しいまちづくりに取り組もうと2004年に始めた。コロナ禍の影響で2年ぶりに開催。真庭市をはじめ、近隣で活躍する27の個人とグループが参加し、自主運営で実施している。
落合垂水の落合総合センターでは、馬野展子さん(69)=真庭市開田=が代表の「震災ボランティア」30人が作った華やかな色合いの膝かけ250点、画家・岩?浩二さん(83)=同市上河内=が講師を務める「サークルマゼンタ」の油絵計28点のほかに、絵手紙、押し花やプリザーブドフラワーを使った作品がずらり。訪れた人たちは、足を止めて、一点一点眺めたり、馬野さんらの話に耳を傾けたりした。
展示している祖母の作品を見に来たという津山市山北の井手優莉奈さん(9)は「きれいな風景画や編み物、かわいい花飾りの小物、どれもすてき。私もおばあちゃんのように何か挑戦してみたくなった」と話した。
今年は会場を3つのエリアに分けてスタンプラリーを行っている。各エリア2個以上集めると景品がもらえる。
問い合わせは、落合総合センター内落合文化協会事務局(℡0867521111)。
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会場に展示された作品を楽しむ来館者=落合総合センター
真庭市落合地区 第19回「落合まちかど展覧会」