岡山県真庭市の湯原温泉で23日、旭川沿いの天然露天風呂「砂湯」の大掃除が行われた。地域貢献の一環として中学校2年生19人も参加し清掃に励んだ。
大掃除は、コロナ禍の影響で中止となっていたイベント「6・26露天風呂の日」が26日に3年ぶりに開かれるのを前に、湯原観光協会、湯原町旅館協同組合などでつくる実行委が中心となって実施した。
生徒たちは、湯を抜いた浴槽の中に入り、鋤簾 (じょれん) で砂利をかき集めた後、岩肌をデッキブラシで丁寧にこすり汚れを落としていった。
渡邊倖菜さん (13)「住民のみなさんがしっかり管理しているから観光客も安心して砂湯を利用できるのだと思う。多くに人に浸かってもらえたらうれしい」と話した。
26日は午前6時26分から温泉之祖神参拝、午前8時26分から温泉薬師堂の前で神事が行われ、午前11時から温泉街やゆばら湯っ足り広場 =同市豊栄= などで祭りやマルシェが開かれる。湯原町旅館協同組合が考案した菓子「ゆばらきびだんご」の試食会もある。
問い合わせは、湯原観光情報センター (☎0867622526)。