岡山県真庭市豊栄の真庭消防署湯原分署が、改修した真庭市下湯原の湯原保健福祉センター内に移転。機能の異なる既存施設を複合化したもので、車庫を増設した新消防庁舎が完成。開署式が1日、現地で行われた。
同署は1973年に建てられ、老朽化したため移転先となる同センターの改修工事を昨年9月から行っていた。新しい分署は、鉄筋コンクリートと鉄骨(車庫増設部分)平屋建てで、床面積は431平方メートル。女性職員採用時の対応として、仮眠室や浴室など女性専用スペースを設けた。
また、緊急車両の安全で迅速な出動を可能とするため、消防車庫前に消防専用道路を整備。車の中から車庫のシャッターを自動で操作できる機能も。
総事業費は、新消防庁舎と湯原保健福祉センターの改修部分を合わせ2億3900万円。業務は先月26日から行っている。
式では、署員約20人を前に太田昇市長が「病院にも近い。機能を十分発揮するよう頑張ってほしい」と述べた。
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移転整備された真庭消防署湯原分署
真庭消防署湯原分署が湯原保健福祉センター内に移転し開署式が行われた/岡山・真庭市
- 2020年4月8日
- 行政・公共