伊原木隆太岡山県知事と県民が直接話し合う「知事と一緒に生き活(い)きトーク」が24日、県北初の義務教育学校として本年度開校した旭学園=美咲町=で開かれ、「地域とともにある学校づくり」をテーマに意見を交わした。
藤原敬三校長や児童生徒会長、学園の活動に協力している地域の人たちなど6人が参加した。それぞれ、子育て支援や学びの場づくり、自然・スポーツなどの体験活動、さまざまな地域活性化といった取り組みを紹介。その上で「生徒が少ないことをマイナスに考えるのではなくて、みんなの顔が分かり、そこから生まれるメリットを生かしていきたい」「学園の子どもたちを対象にした体験活動では、保育園にも交流が広がった。上の子が下の子の面倒を見ている」「総合学習でフリーマーケットなどを考えているが、地域との関わりが深い学園なので本気になって考えてくれる人が多い」などと話した。
知事は「みんなでそれぞれできることをやって、学校と地域との非常にいい関わりがある。県内でこれの半分でもできれば、景色、雰囲気が変わってくる。みなさんの取り組みを参考にしたい」と述べた。