知事選、森脇氏と伊原木氏が県北各地域でスポット演説

行政・公共 知事選、森脇氏と伊原木氏が県北各地域でスポット演説
         

 任期満了に伴う知事選は中盤に差し掛かり、無所属新人で元共産党県議の森脇久紀氏(57)、3選を目指す無所属現職の伊原木隆太氏(54)の両候補とも13、14日に県北入り。それぞれ精力的に遊説し、コロナ禍に配慮しながら支持拡大、浮動票の取り込みに奔走した。
 森脇氏は、美咲、久米南町、真庭市から津山市内を巡り、各地域でスポット演説。
 「コロナ危機から県民の皆さんの命と暮らし、営業を守ることがますます重要になっている。そのためPCR検査をいつでも、だれでも、何度でも受けられるよう拡充したい。感染抑止しながら経済をまわし、収入が減少した地場産業、県北に多い小規模事業者への直接的な支援も必要。そして子どもたちへの行き届いた教育のため、小中学校の正規教員を増やし、20人程度の少人数学校を実現したい。障害者医療費の無料化にも取り組み、だれ一人とり残さない県政にするため頑張っていく」と訴えた。
 一方、伊原木氏は久米南、美咲、鏡野町、津山市、奈義、勝央町、真庭市、新庄村へと東奔西走し、街頭演説。
 津山市内では「県全体の人口が減っていく中、津山には人口流出を食い止めるダムになってもらうために市とタッグを組んでやっていきたい。コロナ禍が一段落すれば観光にもっと力を入れ、県内の魅力を売り込んでいく。そして教育の立て直しと産業振興は、地域の機構改革に最も効果的。将来のための投資として、子どもたちをきちっと育て、仕事場や雇用の創出にもつなげるため、8年間の取り組みを継続させてほしい。県北の雄都をもっと元気にしたい」とアピールした。
 両陣営とも、新型コロナ対策のため演説の場では集まった有権者らに間隔をとるよう要請したり、街頭でも握手を控えてグータッチで支援を求めていた。

演説後にグータッチで支援を求める森脇氏=真庭市内で


支援者にグータッチと笑顔でアピールする伊原木氏=鏡野町内で


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