本年度「津山市子どもまつりすなばあそび」が10日、岡山県津山市山北の沼第五公園(昭和公園)で開かれ、乳児から小学生までの子どもらと保護者たちが砂や水に触れて思う存分楽しんだ。
市次世代育成課や市子ども会連合会などでつくる津山市子どもまつり実行委主催の恒例行事。本年度は計3回実施する予定。今回は約50人が参加。砂場の清掃などを手がける会社・サンドラボの岡田章裕代表がバケツに穴を開けて作った型抜きや左官職人の道具・こてなどを使って、砂の城の作り方を伝授。
様子を見ていた子どもたちは、早速スコップを手にし、自分の城を作ろうと家族や兄弟らと一緒に取りかかった。砂を掘り起こし、集めて固めるなどして土台と建物を制作。このほか、砂場を海に見立て、穴を作って水を流して遊ぶなど、子どもたちは想像力を働かせて思い思いに創作にふけっていた。
弥生小学校2年の中山誉くん(7)は戦国時代の武将・織田信長の安土城をイメージした城を築こうと奮闘。「作るのがとても楽しい。途中で崩れてしまったけど、もう一回頑張ってみる」。母親の真菜さん(38)は「一生懸命に物事に取り組み、楽しそうにしている子どもの姿に感心した。家族でとてもよい時間を過ごしたと思う。こうして子どもたちが安心して思いっきり遊べる場所があるのはありがたい」と話していた。
同イベントは遊びを通して子どもたちの感性を豊かに育むことを目的に開催している。7月5日に加茂児童館(加茂町中原)、10月4日に南児童館(横山)でも行う予定。
