岡山県美作市を拠点とするショウワコーポレーション(代表・有元稔)硬式野球部が20日、同市美来の市役所で新体制発表会を行った。萩原誠司市長が立ち会い、来季に向けてプロ野球OBら経験豊富な首脳陣6人が紹介された。
同部は日本野球連盟所属の社会人野球クラブチームとして発足。「美作市から全国へ」を合言葉に、野球を通じた地域貢献と野球人口の拡大を目指し、地域住民やスポンサー企業の支援を受けて活動している。都市対抗野球大会優勝、全日本クラブ野球選手権大会優勝、プロ野球選手輩出の“三大目標”を掲げ、日々練習に励んでいる。
新体制では、ゼネラルマネジャー(GM)に元プロ野球コーチの米村理氏、監督に元パナソニック野球部監督の奥代恭一氏、ヘッドコーチに神戸学院大学前監督の伊与田健吾氏が就任。
さらに、プロ野球名球会の加藤秀司氏が打撃コーチ、プロ通算112勝の尾花高夫氏が投手コーチ、元プロ野球界トレーニングコンディショニングコーチの赤川貴弘氏がストレングス&コンディショニングコーチとして加わり、強力な布陣が整った。
奥代監督は「都市対抗優勝、野球を通じて社会(地域)貢献という目標を達成するよう取り組んでいく。そのために心から喜んでもらえるチーム作りを行う」と抱負を述べた。
投手コーチの尾花氏は「ショウワコーポレーションと美作市を全国区にできるように、選手の技術を上げる。そのために『考え方』『行動』の質を上げていけるよう育成する」と意気込みを語った。
萩原市長は「市としても様々なサポートをしていきたい。地域に大きなプレゼントをくれた」と期待を寄せ、新体制は地域の後押しを受けて始動した。
