岡山県津山市大篠の福田千歳さんが満100歳の誕生日を1日に迎えるのを前に30日、津山市は記念品を贈り、健康と長寿を祝福した。
福田さんは1924年、油木下に生まれた。19歳で結婚し、酪農・農業を営む夫を支えた。国内外の旅行や大正琴など多彩な趣味を楽しんだ。今も毎日シニアカーで畑に通い、丹精込めて育てた野菜は近所の人に配ったり、娘や孫に送ったりしている。日記をつけ、新聞を熟読するのが日課。長寿の秘訣は「朝ご飯をしっかり食べること」。子どもは33、孫は7人、ひ孫は10人。
福田さんの自宅を谷口圭三市長が訪問し、祝い状と記念品の肌掛けふとんを手渡した。福田さんは「気が付いたら100歳になっていた。ありがたいことです」と礼を述べた。
市内の100歳以上のお年寄りは9月25日現在、福田さんを含め100人(うち女性86人)。