岡山県美作市出身の藤原明さんが満100歳の誕生日を迎えた27日、内閣総理大臣と美作市・萩原誠司市長からの祝い状が贈られ、長寿と健康を祝った。
藤原さんは1924(大正13)年生まれ。高等科を卒業後、京都の染め物屋、国鉄に勤め、戦後は教員となり、英田小学校の教頭も務めた。「何事も一歩一歩確実に前進する」という心構えが長寿につながったという。子ども3人、孫6人、ひ孫6人に恵まれ、孫の一人は津山市出身のお笑いコンビ・ウエストランドの井口浩之さん。
入居先のケアサポート愛さんさん=津山市高野山西=で100歳を祝う会があり、家族に見守られる中、賞状や記念品を受け取った藤原さん。「一生のうちで一番うれしい日。これからも体に気をつけて頑張りたい」とあいさつし、漫才日本一決定戦、Mー1グランプリで優勝するなどした井口さんの活躍には「一生懸命自分の道をひらいていく姿がうれしい」と話した。