票差わずか”9票” 現職村長が激戦制し4選 「村の未来切り開く」/岡山・西粟倉村

行政・公共 4選を果たし、花束を受け取る青木氏
4選を果たし、花束を受け取る青木氏=岡山県西粟倉村で
         

 任期満了に伴う岡山県西粟倉村長選が27日投開票され、無所属現職の青木秀樹氏(68)=長尾=が、無所属新人で元村教育委員長の春名佳基氏(68)=影石=を激戦の末にわずか9票差で退け、4選を果たした。

 午後7時半すぎに、長尾の選挙事務所に当確の知らせが入り、支持者たち喜びを分かち合い、万歳三唱。

 「勝てたのは若い人の力のおかげだと確信している。若者の活躍の場が増える一方、村の急激な変化などで地元住民には戸惑いを与えた部分もある。心機一転、村民が安心できる教育、介護環境を整備し、村の未来を切り開きたい」と抱負を述べた。

 春名氏は社会規範や財政規律を重視した住民参加型の村づくりを訴えたが及ばなかった。

 投票率は84.37%で、前回(84.69%)を0.32ポイント下回り、過去最低。当日有権者数は1126人(男524人、女602人)。

 青木氏は龍谷大学卒。1995年から同村議を務め、5期目途中に辞職。2011年の村長選で初当選し、15年に再選、19年に3選された。


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