東日本大震災で被災した福島の人たちを支援する「ひまわりプロジェクト」の苗植えが8日、西吉田の休耕田で行われた。地域の放課後等デイサービス事業所・ネクストソシオを利用する子どもたちが復興への願いを込めて作業した。
同プロジェクトは、福島で障害者の自立支援を行うNPO法人・シャロームが生産・販売しているヒマワリ油の原材料となる花を代わりに育てる活動。原発事故による土壌汚染のため生産が困難になっており、全国に協力を呼びかけている。
福島を中心に東日本で生活をしている親子を津山に招く「ふくしまっ子津山でのびのび元気回復夏休み親子保養プロジェクト」実行委の田口雄司事務局長の約1・4㌶の田んぼで実施。小学5年〜高校3年14人が田口事務局長の説明を受けた後、片手にスコップを持ち、印のついたロープを目安に約1000本の苗を均等に植えていった。
津山東中3年・橋本雄太君(14)は「自分たちの取り組みが復興の手助けになるのがうれしい。福島の人たちが笑顔で過ごせるようになってくれれば」と話した。
花は7月ごろに咲く予定で、花から採れた種は同NPO法人へ送り届ける。
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苗を植えるネクストソシオの子どもたち
福島支援「ひまわりプロジェクト」 苗植え
- 2021年5月11日
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