福島県の人たち支援する「ひまわりプロジェクト」の種まき行われる/岡山・津山市

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 岡山県津山市池ヶ原地区の住民たちが17日、東日本大震災で被災した福島県の人たちを支援する「ひまわりプロジェクト」の種まきを行った。福島から送られてきたヒマワリの種に復興への願いを込め、開花を楽しみにしながら作業に汗を流した。
 プロジェクトは、障害者の自立支援に取り組む福島市のNPO法人・シャロームに協力し、全国に輪が広がっている。原発事故による土壌汚染のためヒマワリ油の生産ができなくなった同NPOの代わりに種をまき、花を楽しんだあと採種して福島に送り返す内容。種はヒマワリ油に加工され、復興支援の一助となる。
 この日は、地元の池ヶ原地域資源保全会(丸尾久重代表)と、福島の子どもたちを 津山に招いて保養してもらう活動を行っている実行委のメンバーら約10人が参加した。同保全会の種まきは昨年に続いて2回目で、休耕田と耕作放棄田の計3枚(約1500平方メートル)を利用。参加者は畝にあけた穴に3〜4粒ずつまき、丁寧に土をかぶせていった。
 ヒマワリ畑はJR姫新線沿いにあり、夏には列車から美しい景色を眺められるという。丸尾代表(80)は「地域の絆を強めるきっかけとし、たくさんの人にヒマワリを楽しんでもらえれば。大変な状況に置かれている福島の人たちが早く幸せな生活に戻れるよう、できる協力をしていきたい」と話していた。
 実行委によると、今年は市と周辺のグループや企業、個人などが約60アールで栽培に取り組むという。

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福島から送られてきたヒマワリの種をまく池ヶ原地区の住民ら


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