岡山県津山市にある美作高校福祉医療コースの生徒と、同市勝北地域の1人で暮らすお年寄りたちとの交流会がこのほど、勝北公民館で開かれ、互いに親睦を深めながら、活気にあふれた時間を過ごした。
介護福祉士などを目指す生徒を育成する同コースでは、地域の高齢者とのコミュケーションを図る実習を年に数回実施している。1年生19人がプログラムを企画。1人暮らし高齢者の会「すみれ会」をはじめ、65〜96歳の計14人が集まる会場を訪れ、パン食い競争や伝言ゲームなど、体を動かしたり頭を働かせたりする遊びを一緒に楽しんだ。
みな晴れやかな笑顔で浮かべて和気あいあいとし、終始和やかな雰囲気に包まれていた。参加者の中で最高齢の女性(96)は、「ひとりで過ごすのは心細く感じる時もある。そのような中でみなさんと触れ合えてうれしい。元気な生徒たちの姿を見て気持ちが若返った」と笑顔で語った。
理学療法士を目指しているという豊田純大君(16)は「楽しんでくれてよかった。今回の体験で人との接し方が学べた。今後の勉強に役立てたい」と話した。