第54回「県北書作展」(県北書作家協会主催、津山朝日新聞社など後援)がアルネ津山4階・市立文化展示ホール=岡山県津山市新魚町=で開かれ、味わい深い秀作に愛好者らが見入っている。10日まで。
同協会(今井烏石会長)の会員49人が近作計62点を出展。
詩文、短歌、俳句、漢詩といった題材が、流麗な仮名や奔放な筆遣いの調和体、力強い行書などでしたためられ、それぞれに趣がにじむ。さらに躍動的に表現した前衛書もあり、訪れた人たちは多様な作風を堪能。
最終日は午後2時から心象連合支部会員による席上揮毫(きごう)もある。
今井会長は「それぞれ流派の違う会員が思い思いのテーマで筆を執り、個性豊かな見応えのある作がそろっている」と話している。