「秋の山野草展」が、新野東の勝北公民館を会場に8、9日程で始まり、野山の草花の素朴な美しさと魅力を引き出した作品が来館者の目を楽しませている。
勝北文化協会の「山野草愛好会」(影山富徳会長)が主催。65〜90歳の会員12人が育てた約100点を展示している。
白くかれんな花を咲かせた「トリカブト」、小ぶりで紫色の斑点が特徴の「ホトトギス」、赤い実をつけた「カラタチバナ」「ジュズサンゴ」など季節にちなんだ鉢植えが並ぶ。このほか、「アオネカズラ」の根を岩に巻きつけたり、コケをあしらったりするなど、工夫を凝らしたのもある。
影山会長は「山野草を見ていると、慎ましく奥ゆかしい日本古来の『わび』『さび』を感じる。ぜひ眺めて落ち着いた時間を過ごしてほしい」と話している。
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素朴な美しさを醸し出す山野草の鉢植え
秋の山野草展