誕生寺支援学校(久米南町上弓削)高等部による移動アンテナショップ「野の花ショップ〜夢元(ゆげ)〜」が9、10の両日、下弓削の町文化センターに開店し、大勢の人たちでにぎわった。
初日は生徒21人が参加した。マドレーヌとコーヒーのセットを提供するカフェが人気を集めたのをはじめ、授業で作ったパンジーや葉ボタン、サツマイモ、キーホルダー、干支(えと)の焼き物などを販売。生徒たちは「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と笑顔で接客した。下弓削の杉山正之さん(74)は「生徒たちの頑張っている姿に成長の様子が感じられてうれしい」と話した。
3年生は今回が最後で、関口浩太さん(17)と今井蘭さん(18)は「集中しながら落ち着いて接客し、笑顔で思い出ができた」「お客さんへの対応は少し緊張したけど、みなさんの笑顔がうれしかった。自信になった」と話していた。
図書館前には同校創立50周年記念事業として地域住民らの協力で制作したメッセージボードも掲げられ、訪れた人たちが見入っていた。展示は1月6日まで。
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移動アンテナショップで接客をする生徒たち