吉井川漁協(松田安弘組合長)は17日、管内の吉井川本支流に稚アユ約1万4000匹を放流した。6月16日の釣り解禁に向け、来月にかけて計約10万匹を放つ。
この日の稚魚は人工ふ化した島根県高津川産の体長13センチ、14グラム平均のサイズで、本流上流部と香々美川に配分。このうち本流の約7000匹は、7カ所に分けて組合員たちが車の生けすから専用ホースやバケツで放ち、早瀬に勢いよく泳ぎ去る魚影を見送った。
松田組合長は「解禁前に約3万匹の成魚放流を予定している。カワウ対策に力を入れ、冷水病の発生もないので期待してほしい」と話している。