積水ハウスと米ホテル大手のマリオット・インターナショナルは30日、地方の「道の駅」に隣接したホテルを順次開業させる計画を発表した。岡山県内では津山市の久米地域と真庭市の蒜山高原に2施設を計画し、2022年春以降のオープンを目指す。
「Trip Base 道の駅プロジェクト」と題し、地域経済の活性化を目指す地方創生事業。旅の通過点だった道の駅を拠点に、各地に分散している観光資源をネットワーク化し、魅力発掘、雇用、人の流れの創造などにつなげる。
マリオットのホテルブランド「フェアフィールド」で展開する。宿泊特化型の施設で、食事や土産物の購入などは地元の道の駅や店を利用してもらう。部屋は1室2人を基本とし、料金は1泊1万~1万5000円を想定しているという。
津山に建設が予定されるのは、宮尾の道の駅「久米の里」近くに3階建て78室(延べ床面積2900平方メートル)。真庭は、蒜山上徳山の「風の家」そばに4階建て99室(同3600平方メートル)を計画している。
今年10月から開業し、21年度末までに1152室、2025年には25道府県で約3000室規模への拡大を目指すとしている。
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1マリオットが展開するホテル「フェアフィールド」