「空き民家の再生利活用&民泊経営セミナー」(つやま農業生産物ブランド化推進協議会主催)が4日、東新町の津山鶴山ホテルで開かれ、市民ら30人が利活用のポイントや成功事例について聞いた。
社会課題解決に向けた地域活性化事業を手掛けるちいおりアライアンス(京都市)の井澤一清相談役が講義。
老朽化したかやぶき民家8軒を宿泊施設として再生した徳島県東祖谷のまちづくり事業を挙げ「そこに泊まりに来ることが目的になり得る魅力が必要。水回りなどが利用しやすく、運営もしやすい設計、光熱費が抑えられる構造に改修すべき」とアドバイスした。
食事の調理を地域住民に手伝ってもらいながら2012年から運営し、18年には8棟の稼働率36%、約3000人が宿泊した実績などを詳しく説明。
「利用者が楽しめ、そして稼げること。地域に必要とされる施設になれるか考えることが重要」と総括した。
この後、全国古民家再生協会専門員の井上幸一さん(愛媛県松山市)の講義もあった。
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空き民家の再生利活用について話す井澤相談役
空き民家の再生利用&民泊経営セミナー
- 2021年10月15日
- 行政・公共