岡山県津山市山北の宗教法人・立正佼成会津山教会(東伸吉教会長)は2日、コロナ禍で経済的な不安を抱える学生を支援しようと、美作大学・同短期大学部(岡山県津山市北園町)に現金10万円とコメ約120を贈った。
寄付は2020年7月から始まり、今回で4回目。浄財は修学支援や学修環境整備に充て、コメは必要としている学生たちに配布する。
この日、同大を訪れた東教会長は「大学は地域にとって夢と誇り。困難な状況の中、学び続けたいという思いを応援したい」と学友会の村上柚花さん(19)=食物学科2年=、山戸果音さん(20)=同=に目録などを手渡した。2人は「みなさんの優しさに大変、お世話になっています」、「これを活力に、勉強と活動に励み、精進します」と礼を述べた。
同教会は、月に2回、1日1食を断食することで飢えや病気に苦しむ人たちの気持ちに寄り添う「一食(いちじき)を捧げる運動」を行っており、抜いた食事代を献金している。コメは農家の会員たちから寄せられた。
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支援金を贈る東教会長(左)
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