岡山県真庭市蒜山地域の冬のイベント「ひるぜん雪恋まつり」(同実行委主催)が1、2の日程で、蒜山上福田のGREENable HIRUZEN(グリーナブルヒルゼン)とヒルゼン高原センターで開かれた。高原に広がる雪景色の中、多くの来場者が笑顔あふれる2日間を過ごした。
会場では秋田県横手市のかまくら職人直伝で、岡山学芸館高校の生徒らが作業を手伝って完成した「巨大かまくら」4基が多くの家族連れや観光客に人気で、中に入って遊ぶ子や記念撮影をする姿が見られた。その他、ミニかまくら作りやソリ遊び、宝探しゲーム、スノーシュー体験などのアクティビティも充実し、岡山市から家族ずれで訪れた村井健一さん(32)は「普段体験できない雪遊びが子どもとできて楽しかったです」と話した。
夜には来場者が作ったミニかまくらにキャンドルが点灯。白銀の世界が温かな光に包まれる幻想的な風景が広がった。さらに、1日夜には打ち上げ花火が冬の夜空を彩り、多くの人が美しさに見入っていた。
小林政美さん(23)は「また来年も来たいです。雪遊びだけでなく蒜山の美しい景色や地元の温かさを感じることができてよかった」と話した。