アルネ津山を運営する第三セクター・津山街づくり会社は15日、第27期定時株主総会を開き、2021年3月期決算を報告。営業損益は211万円(前期営業利益560万円)、当期純損失は178万円(前期同201万円)で4年連続の赤字となった。
来客数は170万855人(前期比26・3%減)で、新型コロナウイルスの影響でキーテナントの休業、指定管理施設の閉鎖、イベント見送りの影響が大きく出た。当期売上高は3億4900万円(同9・1%減)。家賃収入が大きく減少したものの、公的支援などの事業収入で補った。
指定管理者として運営している公共施設のベルフォーレ津山、市立文化展示ホール、地域交流センターはいずれも新型コロナウイルスの影響が大きく、利用収入は著しく減少した。販売費と一般管理費は、人件費の縮減など経費削減に取り組んだことにより、3億5119万円(前期比2715万円減)に抑制。経常損失は171万円(前期同193万円)だった。
菅田茂社長は「厳しく受け止めている」としたうえで、今後の運営について「ザシロヤマテラス津山別邸や周辺商店街と連携し、中心市街地活性化に資する取り組みを引き続き推進し、アルネ津山の魅力を高めるべく鋭意努力していく」と述べた。
第三セクター・津山街づくり会社 株主総会