第1、第2回「津山国際環境映画祭」

イベント 第1、第2回「津山国際環境映画祭」
         

 第1、第2回「津山国際環境映画祭」が今月と来月、山下の津山文化センターで開かれる。今月30、31日の第1回では、津山市出身の俳優・オダギリジョーさんの監督作を上映。帰郷するオダギリさんとお笑いコンビ・次長課長の河本準一さんらによるトークショーも行う。
 同センターリニューアルオープン企画として、津山街デザイン創造研究所(山本昇所長)、同映画祭実行委(稲葉伸次会長)主催、津山文化振興財団共催。同研究所が観光庁の「誘客多角化のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業の採択を受けた。
 第1回では、オダギリさんが初めて監督として制作した長編劇映画「ある船頭の話」を上映。人間と自然の関わりを深い芸術的表現で描き、第76回ヴェネチア国際映画祭正式出品、第56回アンタルヤ国際映画祭と第24回ケララ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞し、世界各地で高い評価を得ている。オダギリさん監督作で、東小学校時代の同級生だった河本さん主演の「さくらな人たち」も上映する。トークショーでは、両映画に出演した俳優・山田浩さんを加えた3人に、映画や津山に対する思いを語ってもらう。午前11時開演。両日とも同じ内容で行う。
 第2回は2月14日に開催する。津山高校を題材とし、津山ロケで制作する短編の新作映画を先行上映。市出身の映画監督・頃安祐良さんが監督と脚本を務める。特別講演として、津山文化センターを舞台とした小説『ホシノカケラ』で知られる作家・写真家・1級建築士の稲葉なおとさんが、津山・美作地域の美しい建築の数々を写真とともに解説する。谷口圭三市長、両備グループの小嶋光信代表らによるシンポジウムもある。午後1時開演。
 映画祭の総合プロデューサーを務める山本所長は「すべて地元メンバーによる手づくりの映画祭であり、それができるポテンシャルが津山にある。このまちには驚くような素晴らしいコンテンツがたくさんあり、世界にその魅力をPRしたい」。稲葉会長も「各方面で活躍している津山出身者を地元の宝とし、みなさんの力を借りながら津山を発信したい」と話している。
 入場無料。映画祭の専用ホームページから申し込み、応募者多数の場合は抽選となる。第1回の締め切りは8日、第2回は25日。
 問い合わせは、津山文化振興財団(☎240201)。

2河本準一さん
3会見する津山街デザイン創造研究所の山本所長ら=昨年11月


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