岡山県津山市が保有する公共施設のあり方を協議する「市ファシリティマネジメント委員会」の第2回委員会が21日、津山市役所で開かれ、公共施設の利活用などについて話し合った。
委員長の藏田幸三地方自治体公民連携研究財団専務理事と市役所をオンラインでつなぎ、行った。市財産活用課職員が、市有施設の指定管理料、維持管理費、延べ床面積などを集計し、ランキングなどをデータで示した。その上でこれからの取り組みについて「維持費と面積が必ずしも比例しているわけではない」とし、施設の解体・売却にとらわれず▽施設を残し、公民連携事業によって維持費を削減▽民間事業者や地元への貸借▽以前の施設とはまったく別の利用方法にする―といった考察を示した。
意見交換で委員たちは「役場の使っていない部屋を合宿などの宿泊に利用できないか」「活用されていない施設を芸術家に開放しては」「市営住宅を使って家庭菜園はできないだろうか」など、さまざまな意見を述べ合った。
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意見を述べ合う委員たち