津山署が管内(津山市、鏡野町)の住民から募った第2回「特殊詐欺にだまされちゃおえま川柳」の入賞作品が決まった。表彰式が20日、林田の同署で開かれ、最優秀、優秀作品賞に輝いた3人に賞状と盾が贈られた。
寄せられた446句の中から「津山署管内防犯連合会長賞(最優秀作品賞)」に選ばれたのは小田中の井上泰典さん(70)の「詐欺電話 切るか無視かの 二刀流」。
優秀作品賞の「金融機関防犯協力会長賞」には津山口の小松富夫さん(69)の「詐欺かもよ 言葉に添える 思いやり」。「署長賞」には加茂町小中原の兼藤美由紀さん(40)の「切りんちゃい 金の話は 詐欺じゃけえ」が選ばれた。
式では光本博一署長が「機知に富んだユニークな作品をありがとうございました。この輪を広げ、詐欺撲滅につなげたい」とあいさつ。最優秀作品賞受賞の井上さんは「多くの人の目にとまることで、啓発に役立てばうれしいです」と述べた。
このほかに入賞した9句を加えた全12句が、同署が製作している来年の啓発用カレンダーに掲載される。
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最優秀賞受賞の井上さん(中央)、優秀賞受賞の小松さん(右)、兼藤さん
第2回「特殊詐欺にだまされちゃおえま川柳」の入賞作品