第2回「OKUTSU芸術祭」(同実行委主催)が12日、鏡野町の奥津温泉街や国道179号沿線エリアで開幕した。絵画や彫刻など多彩なアート作品が観光客や行楽客らを迎えている。11月23日まで。
かがみの近代美術館や奥津公民館、池田屋河鹿園、みずの郷奥津湖など20会場に、美作地域ゆかりの作家らが手がけた約200点を展示。道の駅・奥津温泉では「山の洗濯美術館」と題し、さまざまに色付けした手ぬぐいアートを回廊や芝生広場に飾り、風にはためいている。手描きの日よけのれん「ゆえんふ」を各会場に展示するプロジェクトもあり、訪れた人たちが写真を撮るなどして芸術の秋を楽しんでいる。
19、20日には同道の駅で手ぬぐいアートとゆえんふのワークショップ(材料・指導料300円)、19日には宝樹寺(奥津川西)で町内の音楽グループを中心にした「お寺ライブ」(午後4時~)を開く。
開会式ではブラスバンド演奏に続いて、企画の中心を担った同美術館の辻本高広館長が「国道179号を各駅停車で楽しんでもらいたいとの思いで開き、今年は音楽とのコラボレーションイベントもある。エリアの価値の創造、訪れる人の満足度向上によって芸術祭も発展できると思う」と語った。
問い合わせは、同美術館(℡520722)。
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手ぬぐいアートで彩られた道の駅奥津温泉