第3回「つやま若い芽のコンサート」(つやま若い音楽家を育てる会主催)が19日、山下の津山文化センターで開かれ、市内外から訪れた160人が、津山に関わりのある音楽家の演奏に聴き入った。
コンサートは、津山市の出身者や在住者などゆかりのある若い音楽家たちが活躍する場をつくろうと5年前に始めた。コロナ禍の影響で中止が続き3年ぶりに開催。ピアノニストの竹内彩佳さん、安藤毬衣さん、河内久美子さん、ソプラノの神田遥さん、トロンボーン奏者の井澤廉さんら8人が出演し、全11曲を披露した。
竹内さんらは、シューマン作曲の「トロメライ」、ショパン作曲の「子犬のワルツ」といった有名なクラッシック音楽を深みのある音色で独奏。神田さんは安藤さんの伴奏に合わせ、オペラ「ジャンニ・スキッキ」などを伸びやかな声で歌いあげた。井澤さんら男性4人によるトロボーンとテューバの合奏もあり、力強いメロディーに観客は盛大な拍手を送った。
開催を心待ちにしていたという梅川純子さん(74)=美咲町原田=は「久しぶりにすてきな音色が聞けてうれしい。音や歌声に磨きが掛かっていて新鮮な気持ちになった」。孫の大崎銀仁君(7)は「とってもかっこよかった。また演奏が聴きたい」と笑顔で話した。
第3回「つやま若い芽のコンサート」