第16回「キッズデザイン賞」市内の施設2カ所が選ばれる

経済・産業
         

林田の旧東幼稚園の園舎を改修した複合施設「sense TSUYAMA(センスツヤマ)」と河面の企業主導型保育施設「自然保育ここもえん」が、「第16回キッズデザイン賞」(同協議会主催)に選ばれた。
 同賞は子どもと子育てに配慮した優れた製品、サービス、空間、活動、研究などを顕彰。今年は全国から383点の応募があり、214点が選出された。
 センスツヤマは、カフェ、美容院、アトリエ、ジムなど8店舗と砂場や遊具を備えており、21年7月にオープン。ケータリング事業などを展開するヒトトゴハンの沼本吉生代表(42)=真庭市=が市の民間提案制度を活用し、岡山県立大学畠研究室と共同で施工した。
 沼本代表は「次世代を担う若者や子どもたちに良い感性、刺激を与えたいという思いで手がけた。建物本来の持つ味や機能性を生かした空間づくりが評価につながったのでは」と話す。
 自然保育ここもえんは園舎を里山にかまえ、裏山や畑など自然環境を取り入れた保育施設(定員19人、1~5歳)。園の中央に厨房を設置し、遊び場に音や匂いが届く構造となっている。保育事業を展開するファーモア(河面)が企画し、和田デザイン事務所(下高倉西)が手がけた。
 同デザイン事務所の和田優輝代表(44)は「保育園などからヒアリングを重ね、子どもが自然の中でありのままに過ごせる「大きなお家」をイメージし、設計した」と話している。


写真 複合施設「sense TSUYAMA」

企業主導型保育施設「自然保育ここもえん」


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