第18回松翠書院展「春風にさそわれて」が14日から、アルネ津山4階・市立文化展示ホール=岡山県津山市=で開かれ、墨痕鮮やかな力作に来場者が見入っている。16日まで。
松翠書院の延札松翠代表と生徒90人が額や軸などが施された作品180点を出展。
今回のテーマは「感動を未来へ」。今年開かれる予定だった東京五輪に合わせ、スピードスケート選手・高木美帆さんの「更なる高みへもっと輝く景色を見たい」など、過去に活躍した選手らの名言が力強く伸びやかな筆でしたためられ、選手らの写真と一緒に展示。
漢文の「千字文臨書」に挑戦した意欲作や子どもたちが半紙に書いた文字をプリントしたエコバッグなど遊び心あふれる作品も並び、訪れている人の目を楽しませている。
延札代表は「コロナ禍でいつもより2カ月ほど遅れての開催ですが、みなさん色々な表現の仕方に取り組み趣のある作品になった。ぜひ見てください」と話した。
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麗筆に見入る愛好者