第19回松翠書院展「春風にさそわれて」が14日から、神戸の院庄公民館で開かれ、墨痕鮮やかな力作が来場者を魅了している。16日まで。
延札松翠代表と書道教室に通う6〜85歳の90人が約120点を出展。「君にエールを」をテーマに「希望ある処必ず試練がある」「絶望の時こそ前を向く」など、家族や自分、コロナ禍の中で奮闘する医療従事者らに向けた励ましのメッセージを書いた書がずらりと並ぶ。
小中学生が学年別に取り組んだ課題、東京五輪に合わせてスポ―ツ選手らの名言を力強く伸びやかな筆づかいでしたためた作品も。このほか、ステージには東京や兵庫で開かれた展覧会に出品した秀作などが飾られ、訪れた人たちの目を引いている。
延札代表は「教室の生徒たちそれぞれが、支えてくれる人たちに感謝の気持ちを込めて取り組んだ。ぜひ家族に見に来てほしい」と話した。
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生き生きとした筆づかいの書に見入る愛好家ら
第19回松翠書院展
- 2021年5月14日
- イベント