津山市は11日、第21回「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を山北の市役所で開いた。13日までを期間とする三つの自粛要請(多人数での会食と集会、不急の外出)は延長せず、感染リスクが高まる「生活場面」に着目した対策強化に取り組むことを決めた。
自粛要請に関しては、感染状況が落ち着きを見せていることから判断した。これから冬を迎え、第3波の到来が危惧される中、「感染・クラスター対策強化宣言」は、生活場面での注意点に改め、啓発する。具体的には▽長時間におよぶ飲食▽マスクなしでの会話▽密閉空間での滞在、休憩室、更衣室など気の緩む時―に気をつけるよう、住民に呼びかける。事業者には感染症防止対策の一層の徹底を促す。
会議ではほかに、総合相談窓口は今週末の14、15日も開設することや、インフルエンザ予防接種について費用助成対象を全市民に拡大していることなどの報告があった。また、事業所への出前啓発は10日までに236カ所を訪問した。
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感染リスクが高まる「生活場面」での注意を呼びかけるチラシ
第21回「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」
- 2020年11月12日
- 行政・公共