マスターズ柔道優勝の84歳 3カ月前から筋トレで体幹強化 「子どもたちに胸張れる」/岡山・津山市

スポーツ マスターズ柔道大会の優勝メダルを手にする石本さん
マスターズ柔道大会の優勝メダルを手にする石本さん=岡山県津山市で
         

 2024年日本ベテランズ国際柔道大会(第18回日本マスターズ柔道大会、20、21日)で、岡山県津山市の自営業・石本知也さん(84)=5段=が男子66キロ級80〜84歳の部に出場し、2大会ぶりに優勝した。

 講道館(東京都)での大会には、国内外から30〜90代の男女約760人がエントリーし、同部門の出場は2人のみ。相手選手(82)は7段とあって前半は防戦を強いられたものの、攻めあぐねる隙を突いて巴投げから崩し、寝技の体勢まで持ち込んだ。互いに「技あり」を決められない中、旗判定で優勢勝ちとなった。

 高校時代から柔道に親しみ1982年、福岡道場(津山市)を創設。マスターズ4回大会以降、競技から離れていたが2017年に復帰して同クラス75〜79歳の部で同年、18年と連覇し、80〜84歳の部で19年も優勝。同道場で週3日の練習を継続し、今回は3カ月前から体幹強化の筋トレもして臨んだ。

 「相手は関東で有名な強者だけに必死の思いで戦ったが、攻める姿勢が結果につながった。道場で精進する子どもたちにも胸を張れる。今後もチャレンジしてみたい」と笑みがこぼれた。

マスターズ柔道大会の優勝メダルを手にする石本さん
マスターズ柔道大会の優勝メダルを手にする石本さん


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