箕作家墓所の案内標柱整備 洋楽資料館友の会

行政・公共
         

 洋学資料館友の会が、津山藩洋学者らを輩出した箕作家の墓所(林田)の案内標柱を墓所につながる通路付近の市有地(川崎)に整備した。発足40周年記念事業の一環。
 高さ約160㌢の石柱で、表面には、墓所の方向を示したイラストや「坂道を登って最初の角を右折」という説明を彫った。以前の木製標柱が劣化したため作り替えた。総事業費約28万円。
 贈呈式が9日、現地であり、同会や市の関係者が出席。小原龍二会長は「市民や観光客、ガイドの役に立ってほしい。洋学をはじめ城下町津山の知識を深めるきっかけになれば」と話していた。
 墓所には、津山藩の洋学者・箕作阮甫(1799〜1863)の父母らが眠る。記念事業では敷地内の案内標柱、系譜が書かれた解説板も修繕した。
 同会には現在、会員約380人が所属。史跡の整備事業のほか見学会、研修会などを行っている。

洋学資料館友の会が整備した箕作家墓所の案内標柱


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