津山藩の天才蘭学者・箕作阮甫を通してまちづくりに取り組んでいるNPO法人みつくりは23日、5年振りに復活する津山第九演奏会で指揮を執る、関西フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者で、箕作阮甫の第6代末えいの藤岡幸夫さん(62)に「津山から世界へ」と記したイラスト入りの箕作Tシャツを贈った。
この日は、津山第九演奏会に向け藤岡さんが指導する最初の練習日。土山浩司理事長(64)ら3人が会場の津山文化センター大ホール=岡山県津山市=を訪れ、「箕作パワーで津山をよろしくお願いいたします」と述べ、Tシャツと缶バッジを手渡した。藤岡さんは笑顔で受け取り、「箕作阮甫がいなければ、僕はこの世にいなかった。ありがとう」と礼を述べた。
このあと12月1日の本番へ向け、藤岡さんの熱血指導が始まった。