「ぼたん寺」としても知られる岡山県津山市院庄の清眼寺では、早咲きのボタンが見ごろを迎えている。静かな境内を彩る赤や白、ピンクの花々が参拝客の目を楽しませている。
栽培している約100種類、約300株のうち、8日ごろから「入江の華」が淡いピンクの花を咲かせ始め、「獅子頭」、赤の「芳紀」、純白の「連鶴」などが次々と開いた。訪れた人たちは、気品あふれる優雅な姿を写真に収めたり、愛(め)でたりしている。
サクラソウも見ごろで、5月ごろからシャクヤクの花も咲く。阿形宗治住職(45)は「花は赤一つとってもいろんな赤がある。当寺では近くから眺められるので、さまざまな表情を楽しんでいただけたら。今月末まで見ごろです」と話している。
同寺では、24日午前9時45分から水子・先祖総供養法会と高蔵寺・天野高雄住職の講話。30日午前10時半から筆供養、11時から津山シティーブラスの吹奏楽演奏がある。期間中は甘茶と菓子の接待も。