岡山県津山市のアルネ津山1階中央コンコースで、「津山ものづくり展示販売展」(天満屋津山店主催)が開かれ、勢ぞろいした市内の伝統工芸や民芸品などに来場者が見入っている。11日まで。
特設コーナーに、8工房の職人たちによる約800点を展示。県重要無形文化財保持者の木地師・小椋芳之さんによる鶴山漆器、作州絣(かすり)のバッグやエプロンドレスといった伝統的工芸品をはじめ、来年の干支(えと)の辰(たつ)をモチーフにした竹細工や土鈴、すす竹を生かした生活雑貨なども並ぶ。来場者は作者の話を聞きながら手にとるなどし、気に入った品を買い求めていた。
同県鏡野町の主婦(66)は「手づくりならではの味わい、温もりを感じる作品が多く、地域に素晴らしい手仕事が受け継がれていることを再認識した」と話した。
午前10時〜午後7時(最終日同4時)。