「みまさかスローライフ列車」が5、6日、JR因美線の津山―智頭駅間で運行され、岡山県内外から訪れた鉄道ファンや家族連れらは、紅葉に彩られた山々を眺めるなどして秋の列車旅を満喫した。
同観光列車は旧国鉄時代のカラーリングを再現した朱色とクリーム色の「ノスタルジー」車両3両編成。今年は因美線全線開通90周年となり、津山工業高校デザイン科(岡山県津山市)の生徒が意匠を施した記念の特別ヘッドマークをあしらっている。27回目となる今回、2日間で219人が乗車した
津山―那岐駅間では、地域住民らが地元産食材を使った弁当を販売したり、演奏を披露したりして歓迎。下車した人たちは、記念撮影や買い物などを楽しみ、思い思いの時間を過ごした。
また、観光客の中には、各地から集まった映画「男はつらいよ」のファンたちもいて、主人公「寅さん」になりきって乗車。同映画のロケ地となった美作滝尾駅(岡山県津山市堀坂)で全員そろってかっこよくポーズを決めるなどして、旅を盛り上げていた。
「人の幸せ見るのが幸せ」と寅さんにふんして各地でボランティア活動に励んでいる「茨城県筑西ふるさと大使」の植木寅治郎(本名・植木定男)さんも参加しており、「シリーズ最後となってしまった映画のロケ地に来ることができて感無量だ。昭和情緒あふれる駅舎とのどかな風景は他ではめったに見られない。大切にして後世に残してほしい」と語った。
同観光列車はJR西日本岡山支社がみまさかローカル鉄道観光実行委と連携して運行した。
p
スローライフ列車から降りる乗客たち=美作加茂駅で
紅葉眺め秋の列車旅満喫