岡山県津山市にある津山東高校の第58回継灯式が5日、同校であり、病院での本格的な実習を控えた看護科の2年生35人が看護の道へ決意を新たにした。
教職員や保護者が見守る中、ナイチンゲール像が手にするキャンドルから移した火を受け取り整列。「忠実に医師の任務を助け、私の手にゆだねられた人々の幸福のために身を捧げます」とナイチンゲール誓詞を唱和した。
安東幸信校長は「実習を通じて確かな知識と技術を身につけ、将来立派な看護師として活躍してくれることを期待する」と式辞。生徒を代表し、山本凌衣奈さん(16)が「クラスで互いに支え合い、困難を乗り越え、たくましく成長していきたい」と謝辞を述べた。
ナースキャップを廃止する傾向を受け、昨年度から戴帽を取り止め、名称を継灯式に改め、看護の精神を引き継いでいる。
生徒は11月6日から24日まで、津山第一、中島、石川、津山中央記念病院で実習に励む。