緊急事態宣言受け津山市内まちの声

経済・産業 緊急事態宣言受け津山市内まちの声
緊急事態宣言受け津山市内まちの声
         

 新型コロナウイルスの感染拡大で、政府が「まん延防止等重点措置」を急きょ変更し、岡山県が「緊急事態宣言」の対象に追加されることが決まったことを受け、津山市内の商店街関係者や飲食店などからは不安と戸惑いの声が上がった。
 発令方針が明らかになった14日午前、ソシオ一番街は16日に開催予定だった「フリーマーケット」の中止を決めた。川戸一利事業部長(58)は「まさか宣言が出るとは思っておらず驚いた。ウイルスのまん延を防ぎ、みなさんの健康を守るには催しは中止しなければならない」とし、「商店街の人通りは昨年から減っており、宣言の発令で消費がさらに冷え込むのが一番心配だ」と打ち明ける。
 本町3丁目商店街の商店主男性(50代)も「商店街の人通りと買い物客はさらに減るだろうし、商業を中心にした経済へのダメージが危惧される。市内でもコロナ倒産があったと聞いており、人が動かないと経済は回らないが、どうすることもできない」。
 二階町で居酒屋を経営する女性(60代)は「突然、宣言が出されることになりびっくりしたが、協力するしかない。うちの店にはもう1年半ほど常連客が来なくなっている。店は自己所有なので家賃はかからないが、知人のスナック経営者は『もうやっていけない』『どうすればいいか分からない』と話している」と語った。


フリーマーケットの中止が決まったソシオ一番街


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