岡山県津山市加茂町成安の尾島伸さんが10月23日、満100歳の誕生日を迎えた。
尾島さんは1922(大正11)年、岡山県津山市草加部に生まれて幼少期を過ごし、終戦後、加茂町成安に嫁いだ。夫の体調不良時には、育児をしながら夫の職場の製材所で働き、家計を支えた肝っ玉母さんだった。
80代半ばで緑内障を患い、視力が衰えるまでは編み物や刺しゅう、木目込み人形の製作などの手芸を得意とし、昭和初期の歌を口ずさむ明るい人柄だった。2019年に緑山荘に施設入所し、今秋骨折して入院治療を受け、退院して間もなくの慶事。今月7日、市から預かっていた記念品の贈呈に立ち会うため、次男夫婦と長女が駆けつけ、長寿を祝った。
(写真)100歳を迎えた尾島さん