第13回「みまさかバレンタイン愛の美術展」(岡山県美作市教委主催)が同市江見の作東美術館で開かれ、公募による洋画や日本画などの多彩な力作に来場者が見入っている。23日まで。
県内外の愛好家らが応募した約110点を展示。四季折々の自然美、巧みな筆遣いで表現した人物や静物など柔らかなタッチや繊細な色使いで描いた作が並ぶ。さらに、若者ならではの感性で描いた色鮮やかなイラスト画や写真を思わせるアクリル画などが目を引く。
金賞には、同市の髙山明子さんの油彩画「冬の日」が選ばれ、冬の森林をブルーグレーの抑制を効かせた色彩で表現し、審査員からは「手前から奥へと続くグラデーションが幻想的で、無限の広がりに引き込まれそう」と評価された。
毎年楽しみに来ているという一宮の主婦は「美術作品を見るのが好き。どれも見応えがあり、さすがだと思う」と顔をほころばせていた。
金賞を除く主な受賞者は次の通り。(敬称略)
▽バレンタイン賞=幾田奈菜(埼玉県)、森岡志帆(津山市)、福見容子(同)、たにぁ(同)▽みまさか賞=安井晴美(津山市)、影山明日菜(勝央町)、鷹取さおり(奈義町)、牧野智子(鏡野町)、小林芳美(津山市)、山本賀弘(岡山市)、佐藤信幸(同)、水嶋明日香(津山市)
午前10時~午後4時半(入館4時まで)、最終日は3時。入館無料。月曜日休館。
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