岡山県津山市と津山信用金庫、院庄林業が締結した「美作ひのき等利用促進に関する協定」に基づく建築物の第一号となる、新築移転した津山信用金庫二宮支店のオープニングセレモニーが24日、津山市二宮の同支店で開かれ、新たに生まれ変わったコミュニティ拠点の完成を祝った。
木造2階建て延べ568平方メートルは旧店舗の1.4倍。県産ヒノキ材を使用して、木造軸組工法(在来工法)でATMコーナー、ラウンジ、ロビーには吹き抜けの大空間を確保し、大型ガラス張りとした明るく斬新なデザインを採用。使用したヒノキは107立方メートル。
セレモニーには関係者ら約30人が出席。松岡裕司理事長が「一見木材建築に見えないが、中に入るとお客さんが見えるところはすべて美作ヒノキ。この地の地場産業に誇りを感じ、笑顔になっていただける店舗を目指したい」とあいさつ。谷口圭三市長、松田欣也津山商工会議所会頭ら来賓が祝辞を述べ、テープカットを行った。
協定は国の建築物木材利用促進協定制度を活用。新店舗は今年5月にプレオープンしていた。