ろう者サッカー女子日本代表候補の合宿が2023年1月7日から9日、岡山県の美作ラグビー・サッカー場で行われ、9月に韓国で開かれる聴覚障害者国際大会・デフサッカーW杯に向けてレベルアップを図った。
ろう者サッカーは、健常者と同ルールを基本に、選手は補聴器を付けずに手話と視線でコミュニケーション。主審は笛とフラッグで反則などを知らせる。
合宿には10代〜30代の選手11人と監督を含むスタッフ4人が参加。初日は入念にウォーミングアップをした後、基礎トレーニングに汗を流し、軽快な動きをみせていた。
仙波優菜監督(34)は「毎回いい環境で合宿できありがたい。攻守ともに強化するとともにゲームプランを立て、W杯でのメダル獲得、2025年の東京デフリンピックでの優勝を目指していく」と話した。
8日は市内スポーツ少年団とデフサッカールールでの交流会、9日は女子クラブチーム・フライアFCとの練習試合もあった。
同チームの合宿は6回目で、市や県などでつくる「スポーツキャンプ誘致岡山美作実行委員会」が誘致。